Auntie K's Diary

カナダで同性婚をしたアラフィフのおじさんの独り言です。

独り言


最近巷を騒がしているボンバルディエ社役員の給与。

企業活動の主な目的は最終利益。最終利益を上げるために会社の中枢なリーダーとなる優秀な人材を雇って会社の切盛りを委託する。
この優秀な人材。
この優秀な人材の価値は市場が付けるので優秀な人ほど、それだけ高価な給与や賞与、福利などを提供しないと雇うことは出来ない。業界やマーケットによってどこまで高価な人材を必要としているのかが決まってくるので、一般の自分たちから見ると滅茶苦茶高い金額に思えても、会社は競争に勝つには必要経費だと判断する。

その会社が存在しなければ、雇用は発生しないので、自分の給与と愕然の差があったとしても当たり前に感じてもおかしく無い?それに、優秀な人材になるまで、その人がどんな投資を自分にして来たのか、自分には到底分からないし、もしかしたら周りの人よりも相当の努力をしてこの優秀な人材になったのかも知れない。
もし自分がそうなったら、これまでの自分がして来た苦労に対する報酬が、高額の給与であっても当たり前だと思うに違いない。然も、その分誰よりも多くの税金を払い社会に貢献するのであれば、高給を貰うことに罪悪感すら感じないかも知れない。そんな立場に生まれて来たラッキーな人もいるかも知れないけど。

でも、今回の場合は会社が傾き始めて政府から借金してまで生存しようとしているので話は別な気もする。

フリーマーケットの原理で高額な役員の雇用を正当化するなら、同じ原理で会社の生存も市場の判断に委ねるべきだと。会社が傾き倒産の寸前になったのであれば、自力で立ち直す事が不可能なら倒産しか選択肢は無いはず。それを、地域の雇用を守りこの州唯一の大企業だからなんて理由を下げて政府から借金をした会社に、高額な役員を雇う権利はないと思う。

雇用が出来る地域でなければ、会社自体が生存出来ない。地域の人たちにどこまで愛寄れるかも企業に取っては重要ですよ。

企業の活動目的が最終利益なら、高額な役員を雇っている場合ではないはず。少しでも今の会社のレベルに合った人材に変えるべき?あるいは、そこまでの給与額に減給するべき。

一般家庭でも、自分の給与に合わせて、ペリエーを買って飲むのか、エビアンを買って飲むのか、それとも自宅で麦茶を作って飲むのか、強いては水道水を飲むのか、好き嫌いは別に自ずと決められていると思う。正直それと大した差もない気がします。

優秀な人材を雇うのは会社にとって良いことだと言うのは百も承知。だからと言って、むやみやたらに高額の給与を与えれば良い訳でもない。結果が伴いならそれなりの対処があって然り。結局は、節度ある言動は誰にでもどこででも要求されているんだと思います。自分たちの立たされている状況・立場をしっかり見極められないと。

そう考えてみるとボンベルディエ社の経営陣が政府の借金までしなければならなくなった時点で失格ですよ。彼らがそこまで優秀じゃ無いって事。だからそこまでの高給をもらう資格もないですよね。

アテクシは、全てが平等には無いけれど、常に公平であって欲しいとは思います。




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